シェア書店・棚主のはじめかた(3)スリップ
橘川幸夫は現在「深呼吸書店」というブランド名で、以下の棚主をやっています。
0号店 つながる図書館 茨城県・石岡市
1号店 ブックカフェ二十世紀 東京・神保町
2号店 糸島の顔がみえる本屋さん 福岡・糸島
3号店 センイチブックス 調布市・仙川
4号店 TAKIBI 台東区谷中
(2023年07月1日現在)
▲写真は、福岡県糸島市の「糸島の顔のみえる本屋さん」(いとかお)の皆さんと記念写真。深呼吸書店の棚もあります。
1.スリップ(短冊)
店が出来たら、商品搬入です。本には、販売用のスリップを入れる必要があります。店で用意してくれるところもありますし、こちらで用意する場合もあります。管理システムが導入されているところは、スリップを用意する必要はありません。
通常の出版物のスリップは、売上伝票と注文伝票になっていて、書店さんは、売れた書籍のスリップを抜いて、それで売上を集計していました。しかし、最近は、スリップレスの方向になっているので、スリップがない本も増えてきました。バーコードで管理すればよいだけの話なので。
しかし、シェア書店のようなアナログな書籍流通では、スリップが大事です。通常の書籍を印刷する時は、本体、カバー、帯、スリップがセットになりますが、こちらは、手作りで一冊一冊作らなければなりません。
普通のカードや紙を挟む場合が多いですが、スリップを入れたい場合は、以下の用紙があります。「坊主」という、ちょこんと本の頁の上に出る丸い抜き型が、手作りでは大変なので、用紙を買って書店名などはプリンターで印刷するとよいと思います。
自作用のスリップ用紙も売ってます。
書店さま向け 書籍用スリップ印刷台紙
スリップを入れて、自分の棚に納品すれば、あなたの書店の開店です。
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